Pioneer U-05

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オーディオ機器紹介。パイオニアは、ヘッドホンアンプ内蔵USB-DAC/プリアンプ「U-05」を7月下旬に発売すると発表しました。価格は105,000円(税抜)。DSD 5.6MHzネイティブ再生やPCM 384kHz/24bit音源まで対応。ヘッドホンはバランス接続対応といった基本的な特徴を持ちます。目新しい機能も満載で業界大注目の機種の登場です。
DACにはESS社製8ch DAC「ES9016」を2基採用。これを左右パラレル駆動し高S/N比を実現。ESS9016はモバイル機や比較的低価格機にも使われる、低消費電力2Mタイプとは異なり、8chのオリジナル版を使用。

USB-DACとしては、最大DSD 5.6MHzおよびPCM 384kHz/24bitまでのファイルに対応。ASIOドライバーによるDSDネイティブ再生も可能(DoPには非対応)。また、アシンクロナス転送にも対応。およそ現在考えうる全てのハイレゾ音源に対応可能なハイスペック(まあ、DSD11.2には非対応ですが…)。先日JASが発表したハイレゾ対応機につけられる「ハイレゾマーク」採用(ソニー以外では)第一号機。この部分でも記念すべき?機種。

同軸デジタル2系統、光デジタル2系統、AES/EBU端子も装備。最大192kHz/24bitまでの対応の通常の単体DACにもなります。AES/EBUも入力可能なことは、価格を考えると注目です。普通のオーディオ愛好家が使うかは疑問ですが。

ロックレンジ・アジャスト(Lock Range Adjust)という独自の目新しい機能を装備。ロックレンジ精度を調整してジッターノイズを軽減させるもの、だそうです。これは、外部デジタル信号を受けるときの許容幅を調整して(狭くすると音質は良くなるがやりすぎると接続が切れてしまう。普通は調整できない)、音を良くしようというもの。デフォルトでは4段階調整ですが、裏設定で7段階調整できるそうです(リモコンのボタンを5秒以上長押しすることで移行できる)。

また、これまでのパイオニアらしく、ビット拡張とアップサンプリングを行うオーディオスケーラー機能も装備。デノンのALプロセッシングやビクターのK2プロセッシングの仲間で、パイオニアではAVアンプにも積まれています。ビット幅は32bitに拡張し、サンプリングレートを最大384kHzまで変換するというハイスペックぶり。サンプリングレートについては好みで調整が可能。完全にオフにすることも可能です。

ほかSHARP/SLOW/SHORTの3つに音質調整できるデジタルフィルター可変機能も装備。この部分での音の変化も楽しめます。

ヘッドホンアンプ部はバランス信号伝送方式も採用。バランス接続端子は3ピンのXLR3端子と4ピンのXLR4端子を備え、幅広くバランスヘッドホンを使えます。標準ヘッドホン端子も装備。出力は180mW+180mW(32Ω・アンバランス接続時)、300mW+300mW(32Ω・バランス接続時)。ヘッドホン対応インピーダンスは16~600Ω。

ヘッドホンアンプ部回路は高音質のディスクリート構成。ゲイン切替スイッチを用意。さらに、メインボリュームに加え、音量を微調整できる「ファインアジャストボリューム」も装備。これは高感度なイヤホンなどで、小音量時の音量調整がおおざっぱになってしまいがちな問題を解決するため。バランス端子といい、かなりヘッドホンアンプに力が入っています。

プリアウトを装備しているので、デジタル入力専用プリアンプとしても使えます。アナログ・バランス出力も用意され、しかも、バランスのホット番号切り替えも可能なので、内外のバランス入力つきパワーアンプやアクティブスピーカーと接続できます。リモコンも付属。

筐体は制振性に優れた低重心設計。前面や天面、側面パネルはアルミ材製、独立巻き線構造のシールドケース付き大型電源トランスや、独自の電源用コンデンサー、ノイトリック社製バランス端子、削り出しタイプのRCA端子、極太電源ケーブルなど、アナログ的な部分の物量、作りこみもされています。

これまでネットワークオーディオプレーヤーに注力してきたパイオニアから初の単体USB-DACは、PC/デスクトップオーディオ、ヘッドホン愛好家ユーザーの希望、ニーズをうまく盛り込んだ意欲作に思います。

ネットワークオーディオプレーヤーのほうはどうなるのでしょうね。本機なみの機能のプレーヤーも期待したいです。

マニア的に見ると、たとえば、DACはESSの最高級チップはES9018で、これを使っていたらもっとアピールできたのに、と思いそうですが、実はパイオニアでは使用も検討されたそうです。価格的な問題で使えなかったわけではないそうです。「ES9018を1基で使うより、ES9016の2基使いにするほうが、これまでの技術が活かせる」と判断したためで、名より実を取ったためのようです。また、バランス回路にこだわったからこそ、ES9016を2基使ったと言えるようです。

なお、パイオニアでは超高級機のTADブランドではDSDもPCM変換して再生するという方法を音質上、最も良いから、という理由で採用していますが、ここではネイティブ再生を採っています。

あえて注文すれば、音質補正機能のMCACCをつけてくれたらもっと面白かったかも(まあ、ピュアオーディオ機にはそういう機能はつかなくなりましたが)。せめてトーンコントロールは欲しかったかもしれません。また、バランス接続でのヘッドホンマニアにとってはヘッドホンアンプとして重要でしょうが、アナログ入力も欲しかったかもしれません。

パイオニアには本機にベストマッチする同サイズのパワーアンプ、あるいは、アクティブスピーカーも期待します。ミニサイズではありますが、微妙にどこにもないような横幅ですが、これは電源トランスの大きさから逆算してこうなったとか。

バランスヘッドホンは数少ないですが、とくにゼンハイザーのHD650、600などの有名機種は簡単にバランスケーブルに替えて使うことができるので以外と試せる人は多いと思います。

以上、大変に期待できる機種で、USB、DSD関係なく、単体DAC/プリアンプ、ヘッドホンアンプとして楽しみな機種です。パイオニアのAV事業は身売り話が出るほどうまくいってはいないようですが、これだけの機種を開発できるのですから、なんとか頑張って欲しいと思います。

さて、他のメーカーはどう出るか。DSD対応機をだしていないONKYOや、同価格帯にUSB-DACのあるラックスマンあたりの動向が気になります。

U-5・仕様・スペックなど
●デジタル入力端子:USB×1、COAXIAL×2、OPTICAL×2、AES/EBU(XLR3)×1
●アナログ出力端子:アンバランス(RCA)×1、バランス(XLR3)×1(レベル固定/可変切替式、位相切替機能付き)
●消費電力:35W(待機時0.27W)
●外形寸法:296W×101H×271Dmm ●質量:6.3kg
:製品データ:Pioneer:USB-DAC:P


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