クラウディオ・アバド死去 80歳


クラシック音楽界に大きな大きな訃報。
現代指揮者界の最重鎮である、イタリア出身のクラウディオ・アバドさんが1月20日亡くなりました。80歳でした。

ミラノ・スカラ座の芸術監督、ロンドン交響楽団の首席指揮者、ウィーン国立歌劇場の音楽監督、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の芸術監督を歴任、という経歴を改めて挙げるまでもなく、現代最高の指揮者として活動しつづけてきました。

レコーディングも数多く、つい最近までも、2003年にトスカニーニが設立したスイス祝祭管弦楽団を再編し、ルツェルン祝祭管弦楽団を創立、積極的な演奏、録音をしてました。

10年以上前、胃がんにかかったことも知られていましたが、その後克服し、最近まで活動を続けてこられたのでしたが、残念ながら亡くなられてしまいました。

アバドというと、やはり、あのカラヤンの後継としてベルリン・フィルの音楽監督になった、という経歴が大きく、歴史的にもクローズアップされてしまうのでしょう。

アバド時代はカラヤン時代とは音や表現が変わったことがいろいろと取りざたされていたように思い出します。

アバドはほぼ終身で務めるのが当たり前と思われていたBPOの音楽監督を、途中とも思えるタイミングで退任したことも驚きでした。当時は病気のこともあったからなんともいえませんが。

その後、ルツェルン祝祭管弦楽団との演奏がこれまでのアバドとは違う、みたいに言われて、より評価を高めていたように思います。

アバドは、協奏曲の録音の名盤と言われるものの多くで指揮をしているのも特徴で、グルダ、アルゲリッチ、ポリーニ、ピリスなどとの録音はとくに評価の高いものばかりです。

一方、交響曲・管弦楽曲の録音も豊富でしたが、なにか、カラヤン、バーンスタイン、クライバーなどの影に隠れてしまった印象もありました。

しかし、着実に録音されたそれらは、一流オケを起用し、有名曲をムラのないひとりの解釈でまとめたものとして見れば、大変に高水準のものであるように、今となっては思います。しかも、カラヤンなどとは違った個性、雰囲気を持った独自の存在価値を持ったものとして。また、アバドはルツェルン時代になって、良くなった、などと簡単に言えるものでもなく、しなやかでみずみずしい表現など、とくに1980年代の録音は十分素晴らしいと思います。80年代の録音ではマーラーが印象的。今ではあまり取りざたされないシカゴとの5番、ウィーン・フィルとの3番。また、決定盤とも言われるロンドンとのメンデルスゾーン交響曲全集も良かったです。逆に評価の高かったシカゴとのチャイコフスキーはあれっ?と思ったりもしました。

ベルリン・フィルとの録音で個人的に印象に残っているのは、一時期彼が凝っていたムソルグスキー。なぜか彼がのめりこんでいる様が感じられて、不思議な感覚でした。

比較的最近、アバドの交響曲録音をまとめたボックスが80歳記念として出ていました。もう記念盤は出ず、追悼することになってしまいましたが、彼の録音を聴いて、ゆっくり味わい直したいと思います。

ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

追悼番組プログラム
http://www.kajimotomusic.com/jp/news/k=1700/



スポンサードリンク


関連記事リスト
内田裕也氏、佐村河内守氏の格好でイベント出演を企てるも主催者に却下
ヤマハの電子ピアノ「クラビノーバ」CLPシリーズがモデルチェンジ
クラウディオ・アバド死去 80歳
沼尻竜典さんが初のオペラ作曲『竹取物語』
ベーゼンドルファー・インペリアルをモチーフにしたサスペンス映画

メーカー別オーディオ機器一覧へ
国内メーカー
Accuphase DENON DIATONE LUXMAN Marantz ONKYO Pioneer SONY TEAC

海外メーカー
B&W CHORD JBL KEF LINN McIntosh TANNOY

テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

コメントの投稿

非公開コメント

<%plugin_third_title>

<%plugin_third_description>
<%plugin_third_content>

がふ☆がふ

Author:がふ☆がふ
FC2ブログへようこそ!

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ
最新記事
スポンサードリンク
楽天
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
Ferret

リンク
・カテゴリ

過去の名機をヤフオク!で
検索フォーム
プライバシーポリシー
◆プライバシーポリシー 本サイトでは、Google Adsense社の広告を配信しています。 このため、広告配信プロセスの中でデータを収集するために、 Cookieやウェブビーコンを使用しています。 もし、第三者にデータ送信を行いたくない場合は、ブラウザのCookie機能をオフにしてアクセスしてください。 詳しくは、Adsense広告の、公式プライバシーポリシーをご覧ください。 http://www.google.com/intl/ja/privacy.html
月別記事ランキング
ブログパーツ 楽天ウェブサービスセンター