SONY TA-A1ES


IFA2013で海外発表され、国内発表が待たれていたソニーESシリーズひさびさのプリメインアンプ TA-A1ES。国内発表されました。価格は¥210,000(税別) 発売2013年10月26日です。

TA-A1ESのヤフオク出品

★ヤフオク!で・アンプのオーディオ機器を見る★

TA-A1ESを楽天で見る
TA-A1ESをamazonで見る
TA-A1ESをYahoo!ショッピングで見る


国内ニュースサイトでは詳細がわからず、海外のソニーサイトでは既に発売されていることもあり、ある程度は分かっていましたが、やはり国内発表でその詳細が明らかになると、意外な内容とも思え、驚くこともあります。

基本的にアナログアンプに回帰した内容と思っていましたが、それでもこれまでのソニーとはまた違う新しい試みが盛り込まれ、大変楽しみな内容になっています。

まず、先代のESシリーズプリメイン・TA-FA1200ESとは異なり、お得意のデジタルアンプ、S-masterではなく、アナログアンプになっていることが大きなポイントでしょう。

しかも、単にアナログアンプになっただけでなく、なんと、1Wから10WまでがA級領域となるというA級動作併用のAB級アンプでした。

基本的にはパワー段は、トランジスタによるシングルプッシュプル方式で、80W+80W(8Ω) の出力。10WまではA級動作。パワー段を「シングルSPP & Hi CURRENT AMP」と称していますが、大電流素子によるシングルプッシュプル方式のようで、そうなると、デノンの思想に似ていますね…。電源には大容量(300VA)のトロイダルトランスを搭載。電解コンデンサーの規模は、チャンネル当たり24000μF。「オプティマム・ゲイン・コントロール Ver2」という、実使用時のSN比を改善させる可変ゲインプリアンプのテクニックも盛り込んでいますが、これはAVアンプでの実績をピュアに持ち込んだものでしょう。ピュアではなくAVアンプでは連綿とアナログアンプは続けていたのでピュアでのアナログアンプ回帰もできたのでしょう。

とはいえ、これは驚きです。ソニーのプリメインというと、かつてはMOS-FETを使ったものが多く、その切れ込みの良さから、今でも80-90年代の555番台ESモデルを使っている人も多いものですし、先先代のESシリーズTA-FA777ESまで、MOS-FETは続いていました。

しかし、A級とは。現在は国内ではラックスマン、アキュフェーズの高額製品に見られる趣味性の高いものと捉えられていただけに驚きです。

おそらく、現在のPCオーディオに代表されるデスクトップオーディオやニアフィールドなどの近接試聴を意識したためなのかもしれません。これらの場合、アンプには大出力よりそこそこの出力でも品位の高さを要求されますから。

もしかして、このところの雑誌付録アンプが5W、10Wの出力ながら、デスクトップでは十分な音量だった、という話題も影響しているのかもしれません(じつは15年ほど前に小型で小出力のA/AB級併用アンプはありました。ケンウッドのミニコンAvinoシリーズのプリメインがそうでした。偶然にもこの機種のことも取り上げた記事がありますhttp://audio50classic50.blog52.fc2.com/blog-entry-689.html)。

PCオーディオを意識しているものと思われる特徴として、専用ヘッドホンアンプも新開発してディスクリートで搭載していることも挙げられます。インピーダンスを「LOW(8Ω)500mW+500mW」「MID(150Ω500mW+500mW」「HI(300Ω)250mW+250mW」の3段階で切り替えられ、しかもパワーも十分、さらにインピーダンス適合範囲の負荷ではアンプは純A級動作を行うということで、某L社のヘッドホンアンプのシェアも奪おうということでしょうか?

アナログでA級だなんて、80年代に戻ったみたい、懐古的?というだけなら現在の機器として存在意義が薄れますが、ボリュームに電子ボリュームIC(MUSES72320)を導入しているので、ギャングエラーなど発生しにくいメリットがあります。これはかつてのESシリーズや多くの昔のアンプのように抵抗を使って半導体スイッチで切り替えるボリュームとは違う、現在のアンプならではでしょう。

ソニーはこの機種と同時に大量のオーディオ新製品を発表しました。とくに据え置きデジタル機器関係は全てでDSD対応をするという意欲的なものでした。

この機種もDSD対応HDDプレーヤー・HAP-Z1ES(21万円・税別)とペアになることを想定したものです。DAC関係はそちらに任せる、という意図の組み合わせのためか、本機にUSBなどのデジタル入力はありません。

このところの国内オーディオメーカー他社のフルサイズプリメインアンプの動向として、USBなどのデジタル入力を装備する、という流れがありました(オンキヨー、パイオニア、オプションですがアキュフェーズも)。また、デジタル方式のプリメインアンプをラインナップするというのも流れでした。一方で従来型のアナログアンプかつ、デジタル入力には消極的を続けるデノン、マランツの連合もありました。

これは想像ですが、DSD音源を、アンプでより良く増幅するためには、S-masterのようなPWMデジタルアンプではなく、伝統的なA/AB級増幅のほうが良いと、現時点でソニーは判断したからなのかもしれません。アンプも一体化したDSDシステムのアンプ部もアナログ方式だったことも付け加えておきます。

ここへ、このソニーのオーディオ全盛期を彷彿とさせるような重厚なアナログ方式のプリメインアンプの登場は、なにかオーディオの流れを変えるような予感もします。いまだに過去のES機を使っているようなユーザーが目を向けるのかもひとつのポイントのような気もします。

さて、この機種の使い方として、デスクトップから本格システムまでどちらにも対応できそうです。両方のシステムのスピーカーをつないで併用できれば面白いのですが、残念ながらスピーカー端子はひとつ。ここは2つ欲しかった。プリアウト・メインインもなし。

また、バランス入力はあるので、他社ですがTEACのバランス出力つきDSD対応DACなどと組むこともできます。

A級動作を生かすには、高能率のスピーカーが向いていそう。デスクトップ用だと能率の低さが気になります。勝手にAB級にならないように、A級動作の切り替えは手動でもできると良かった(ケンウッドだとできた!)。

ソニーには今フロア型のスピーカーで比較的手ごろな価格で高評価のSS-NA2ESがあり、そのあたりを駆動するのを想定していそうでもあります。


一方、同時発表されたデスクトップ用的ブックシェルフ型スピーカーで、3ウェイ4ドライバーの「SS-HA1」(10月26日発売)と、2ウェイ3ドライバーの「SS-HA3」(12月12日発売)(SS-HA1が70,000円前後、SS-HA3が40,000円前後)も用意。デスクもフロアもちゃんと自社製でまかなえるよう配慮。

ソニーはESシリーズの内容を踏襲したミニサイズのコンポも出すことも90年代からしているので、このアンプにもそれも期待したいところです。

ソニーはこの機種の説明に「オーディオアンプの原点に戻り」と付けました。これまで寄り道していた?ソニーはオーディオの原点に戻るという意気込みのようです。

TA-A1ES 仕様・スペックなど
実用最大出力(JEITA 1kHz 10%) /定格出力(0.09% 20Hz-20kHz 8Ω)
120W + 120W
/ 80W+80W
音声入力 (RCA) 4 (XLR) 1 (2番HOT)
外形寸法:430W×115H×420Dmm 質量:20kg
:プリメインアンプの製品データ:メーカーSONYのプリメインアンプ:バランスin:新製品:カエレバ

スポンサードリンク


関連記事リスト
TEAC AI-301DA
サヤ SP192AB
SONY TA-A1ES
TEAC AX-501
Pioneer A-70などUSB-DAC機能搭載プリメインアンプ

メーカー別オーディオ機器一覧へ
国内メーカー
Accuphase DENON DIATONE LUXMAN Marantz ONKYO Pioneer SONY TEAC

海外メーカー
B&W CHORD JBL KEF LINN McIntosh TANNOY

テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

tag : TA-A1ES

コメントの投稿

非公開コメント

<%plugin_third_title>

<%plugin_third_description>
<%plugin_third_content>

がふ☆がふ

Author:がふ☆がふ
FC2ブログへようこそ!

人気ブログランキング
人気ブログランキングへ
最新記事
スポンサードリンク
楽天
最新コメント
FC2カウンター
RSSリンクの表示
Ferret

リンク
・カテゴリ

過去の名機をヤフオク!で
検索フォーム
プライバシーポリシー
◆プライバシーポリシー 本サイトでは、Google Adsense社の広告を配信しています。 このため、広告配信プロセスの中でデータを収集するために、 Cookieやウェブビーコンを使用しています。 もし、第三者にデータ送信を行いたくない場合は、ブラウザのCookie機能をオフにしてアクセスしてください。 詳しくは、Adsense広告の、公式プライバシーポリシーをご覧ください。 http://www.google.com/intl/ja/privacy.html
月別記事ランキング
ブログパーツ 楽天ウェブサービスセンター