クラシック音楽界で訃報相次ぐ

2月も下旬になってから20世紀のクラシック音楽界に大きな足跡を残された演奏家の方が3人相次いでお亡くなりになりました。
ヴォルフガング・サヴァリッシュ(Wolfgang Sawallisch;1923年8月26日~2013年2月22日)さん、
ヴァン・クライバーン(Van Cliburn、1934年7月12日 - 2013年2月27日)さん、
マリー=クレール・アラン(Marie-Claire Alain, 1926年8月10日 - 2013年2月26日)さんの3人。

クライバーンさんは日本でも数年前、彼の名を冠したコンクールで辻井伸行さんが優勝したことで、一般にも名前を知られることとなりましたが、愛好家には以前からお馴染みでした。第1回チャイコフスキーコンクールのピアノ部門優勝者で、西側(アメリカ)が優勝した(してしまった)ことでも当時大変話題になったという人。

アメリカでは大変なフィーバーになり、レコードも大変売れ、ビルボードでのチャート記録は今でも彼の記録がクラシックでは最高だとか。

しかし、彼は現役のピアニストとしては世界的に活躍はできず、大ピアニストとしては大成しなかった、というのも愛好家に刷り込まれてしまう結果になりました。

最近彼のRCAへの全録音を集成したボックスが出たばかりでした。彼の録音の一部はすでにパブリック・ドメインとなり無料で聴く事もできます。

コンクール優勝の過度のフィーバーと、必ずしも大成しない結果という業界の抱える両方の面を図らずも体現してしまった彼。それでも彼の録音は永遠に残り、後世の私たちもそこから何かをつかみとることができるかもしれません。


日本でもNHK交響楽団の指揮でお馴染みだったヴォルフガング・サヴァリッシュさん。録音も多いのですが、あまり有名な録音はないようなのは残念ですが、今後はボックスなり、いろいろと出てくることになるのでしょうか。

個人的にはステレオ初期のシューマン交響曲全集や、90年代にロイヤル・コンセルトヘボウを指揮したベートーヴェンの交響曲全集の録音の存在は気になっていました。


マリー=クレール・アランさんは最も著名な女流オルガニストといって良いでしょう。彼女のバッハ:オルガン名曲集は私の愛聴盤のひとつです。

彼女はなんと3度もバッハ:オルガン作品全集を録音。響きを生かした美しい演奏が印象的でした。最後のデジタル録音の全集は録音面でも評価が高かったもの。オーディオ愛好家がオルガンの超低音に挑戦するのにかっこうのソースです。オーディオ面と演奏面の高度な両立をした録音を残してくれた彼女に感謝です。


みなさまのご冥福をお祈りいたします。

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テーマ : クラシック
ジャンル : 音楽

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No title

どの方も年齢的には天寿を全うされたと見てよいですよね。
クラシックの精緻な演奏を聞いていると、人が音楽に一生を捧げる、ということが、音楽ににじみ出ているようにも思います。

No title

クラシックの演奏・録音は聴くほうも一生かけても足りないほどあります…。

演奏・録音をしてくれた人たちには本当に感謝ですね。

一生をかけてできるだけ楽しみたいと思います。

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がふ☆がふ

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