サイモン・ラトルが2018年までの現契約満了で、BPO首席指揮者を勇退

発表されてから少し経ってしまいましたが、クラシック音楽界にとっては大きなニュースでした。
◆サー・サイモン・ラトルが2018年までの現契約満了で、首席指揮者を勇退
 サー・サイモン・ラトルが、ベルリン・フィルとの現首席指揮者契約(2018年夏まで)の満了とともに、同ポストを勇退することを発表しました。
 これは1月中旬に行なわれたオーケストラ総会で明らかにされたもので、ラトルは以下のようにコメントしています:

「2018年に、私は16年間ベルリン・フィルの首席指揮者を務めたことになります。その前には、18年間バーミンガム市響の首席指揮者でした。
2018年の時点で、私は64歳になります。ビートルズは「Will you still need me, when I’m 64?(僕が64歳になっても、まだ必要としてくれるかい?)」と歌いましたが、
リヴァプール生まれの者として、私にはこの問いは必然でした。2018年には、私以外の誰かが、ベルリン・フィルという素晴らしいチャレンジを受けて立つべきだと思います。
この決断をすることは、容易いことではありませんでした。ベルリン・フィルを愛しているからです。しかしまさにそれゆえに、彼らに早い時期に、この決断を言わなければならないと考えたのです。
私は、(5年前に発表することによって、オーケストラが将来の計画を立てる上で)十分な時間的余裕を持てることを願っています。同時に、今後5年、また任期満了後に、さらに巣晴らしい演奏会を行えることを楽しみにしています。
そして、これまでに共にしてきたベルリン・フィルとの年月に、心からの感謝を捧げたいと思います」

http://www.hmv.co.jp/news/article/1301230105/

アバドのこともありましたし、それほど長期に務めないでBPOをラトルも辞めるということはありうるとは思っていましたが、本当に辞めることが決まりました。

このことについていろいろな意見があるようですが、決まったことですし、前向きにとらえていきたいと思いました。

クラシック音楽演奏・鑑賞の世界は社会の変化に伴ってさまざまに変化し、かつての巨匠時代とは大きく様変わりしました。ことに再生音楽を聴くスタイルでのクラシック音楽鑑賞は、過去の演奏の蓄積の増加と、その品位が現在のものとさして変わらないことは、現在の演奏家にとっては大きな脅威になっているように思います。

ステレオで聴ける著作隣接権切れの膨大な演奏。それを上回る量の超廉価CDボックスの乱発。かつてのように1枚数千円をかけてクラシックを聴く時代は終わったも同然なのに、最新製作の録音・録画ものは1枚数千円のまま。

このような状況はたとえBPOの首席指揮者という楽壇のトップにも何らかの影響はあったのでしょうか。

今現役の演奏家にかつてのカラヤン全盛期時代のようなチケットとCD売り上げを求めることはできないように思われます。こうした売り上げ?的な事情がどれくらい関係しているかはわかりませんが。

それでも、BPOは時代の変化に対応し、演奏会録画映像のインターネット配信や、これまでにない高品位での録音・録画(DSDマルチチャンネルの4K映像など)に着手し始めており、決して何もせず手を拱いているわけではありません。

ラトルの任期もまだまだ5年もあります。変化の早い時代です、5年のうちにはBPOの施策があるいはクラシック音楽界に大きな変化をもたらすかもしれません。

5年後に誰が次の首席指揮者になろうともクラシック音楽業界が今とは違う形で活気づいていることを期待したいです。

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No title

ラトル&ベルリンフィルは、ただ今、絶好調だそうですね。
巨匠による演奏が録音で聞ける今、ラトルや彼の後任の指揮者がベルリンフィルをどのように展開してくれるかをリアルタイムに見守りたいですね。

No title

ラトルには今のベルリン・フィルにしかできない演奏、活動を精一杯やってほしいですね。そして次の人にも。

リアルタイムで見守れるメディアが増えている現状ももっと生かしていきたいですね。

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