2012年度「レコード・アカデミー賞」決定

過去1年間に日本のレコード会社から発売されたクラシック録音・録画作品メディア(本年度は「レコード芸術」2012年1月号~12月号月評掲載分)の中から選ばれる、日本を代表するクラシックレコード賞「レコード・アカデミー賞」が決定しました。
全ての受賞作品を列挙するのは大変なので、トップ3に値する金、銀、銅賞までを。

【大賞金賞/協奏曲部門】
ベルク:ヴァイオリン協奏曲,ベートーヴェン:同

イザベル・ファウスト(vn)クラウディオ・アバド指揮モーツァルトo
[ハルモニア・ムンディ・フランス☆KKC5221]

【大賞銀賞/室内楽曲部門】
レ・ヴァン・フランセ/フランスの風-ザ・ベスト・クインテット

レ・ヴァン・フランセ
[EMIクラシックス☆TOCE90222~3]

大賞銅賞/器楽曲部門

ドビュッシー:前奏曲集第1巻,同第2巻
ピエール=ロラン・エマール(p)
[グラモフォン☆UCCG1581]

以下、全ての受賞作品は公式サイトで見ることができます。
http://www.ontomovillage.jp/cottage/villagefarm/70th/detail.html?nid=3668

大賞に選ばれたイザベル・ファウストは1972年生まれの女流ヴァイオリニスト。最近、過去の演奏家の廉価ボックスの安売り攻勢などで、比較的最近の演奏家には疎くなってきていましたが、彼女の存在はかろうじて知っている程度でした。

というのも、もう何年も前になりますが、オーディオ専門誌、オーディオベーシック(現Gaudio)の付録CDにハルモニア・ムンディ・フランスの音源ばかりを集めた回があり、そのなかに、イザベル・ファウストがソロを務めるドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲第1楽章があったからでした。そのときの印象はたしかにうまいとは思いましたが、飛び抜けてすごい演奏家、とは思いませんでした。また、それ以外のCD演奏に触れることもなく今日に至っていました。

それが今回のレコードアカデミー大賞の受賞。曲はすでにムターやクレーメルの名盤があり、なかなか若手には高い評価を得るには難しそうなものです。それでありながらのこの評価。

改めて彼女のプロフィールを国内招聘元などで見てみると、現在はすでにかなり高い評価を得て、多くのトップ指揮者、トップ楽団と共演していることもわかりました。

http://www.pacific-concert.co.jp/foreigner/view/122/%E3%82%A4%E3%82%B6%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%88%E3%80%80Isabelle_Faust

あるいは、彼女の演奏はこの数年で大きく変わったのかもしれず、そういう現在進行形的な演奏家のトピックについていけていなかった自分に気がついて少し愕然としました。

もっと以前の自分ならクラシック音楽演奏界の現在的な情報にもついていっていた気がしていたからです。

かなり前は往年の演奏家も現役演奏家もCD価格は同じだったし、FMでのエアチェックも豊富にしていました。しかし、往年の名盤が叩き売りされたり、中古で安くなったり、パブリックドメインの増加、youtubeの存在、こうしたもろもろの新しい状況に浸かっているうちに、かつてなら自然にわかっていた、現在のクラシック演奏界の状況に疎くなっていました。

おそらくこれは私だけではなく、少なからずクラシック愛好家に起きているのではないかとも思いました。

…反省することでもないでしょうが、せっかく頑張っている現役演奏家に悪い気はするので、これからはもう少し最新のクラシック演奏家情報にも気を配りたいと思ったのが、今回のレコードアカデミー賞の結果を見ての感想でした。


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No title

演奏家とも偶然の出会いが、ご縁がありますね。逆にそこから抜けていると、有名な演奏家でも聞かなかったりします。
ヤンセンやベルはエアチェックで出会えました。ファウストも気をつけようと思います。
ブログ、楽しませてもらいました。ありがとうございました。どうぞよいお年をお迎えください。

No title

エアチェック、最近ちょっと不熱心になっていました。やはりこれをしないと、偶然の出会いも減ってしまうようです。たしかにヤンセンなどの新進演奏家もNHK-FMでなら聴けますしね。

せめて「名曲の楽しみ」の最終回(12月30日)は聴こうと思います。

今年も拙ブログをお読みくださり、示唆に富んだ多くのコメントもいただきありがとうございました。ハウルさんも良いお年をお迎えください。

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