吉田秀和さんが亡くなられました。

クラシック音楽界の有名人が相次いで亡くなられました。

フィーッシャー=ディースカウに続いて、吉田秀和さんも。5月22日。98歳でした。

吉田秀和さんはクラシック音楽愛好家なら知らぬ者のいないクラシック音楽評論の重鎮。評論だけでなく、音楽教育にも携わり、日本を代表する文化人でした。

そして、オーディオ愛好家から見ても、多分身近な人であり、知っている人は多かったと思います。

それは、NHK-FMで40年以上続いたクラシック音楽番組「名曲のたのしみ」の存在があったから。

この番組は週1回・1時間の番組であるにもかかわらず、“ひとりの作曲家の作品を全曲、その生涯に沿った順序で連続して取り上げる”という他にはまったく見られない壮大で独自のコンセプトを持った番組で、それだけでなく、「自由闊達」と言われた吉田氏の知性と知識に裏打ちされた魅力的なトークで、たぶんクラシック音楽愛好家だけでなく、広く知られていたと思います。

しかも彼は90を過ぎても淡々と番組をこなし続け、気がつけばおそらく世界でも最高齢クラスのラジオパーソナリティーという特異なポジションになっていきます。

時間変更を経て、最後は土曜日のゴールデンタイムになり、もはやNHK-FMの象徴・看板とさえなっていました。死の直前までいつもどおり収録、放送されていたのも驚きです。

そんな彼に訪れた突然の死。

いつかはその日が来るとも思いながらも、実際来てしまうとやはり残念です。できることなら100歳すぎまで生きて「名曲のたのしみ」を続けて欲しかった。

オーディオ愛好家も昔はこの番組にエアチェックでお世話になったはずです。子どものころの私はそうでした。CDがそうは買えない私にとっては貴重な音源。そして彼のトークの面白さ。

彼は今天国で「名曲のたのしみ」を始めているでしょう。「名曲のたのしみ。吉田秀和。僕は5月の22日に突然死んじゃった」とでもあいさつしているでしょうか…… 「それじゃまた来週。さよなら。」

ご冥福をお祈りいたします。

(「名曲のたのしみ」の特徴や面白さについてはウィキペディアの該当項目よりアンサイクロペディアのほうが的確です。
http://ja.uncyclopedia.info/wiki/%E5%90%8D%E6%9B%B2%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%BF


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まとめtyaiました【吉田秀和さんが亡くなられました。】

クラシック音楽界の有名人が相次いで亡くなられました。フィーッシャー=ディースカウに続いて、吉田秀和さんも。5月22日。98歳でした。

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No title

本当にさびしくなりましたね。私もこの番組から、いい演奏をたくさん知りました。
ぜひ、第1回から再放送を40年、つづけてほしいです。

No title

本当にそうですね。これで本当にFMエアチェックの時代も終わったのだな、と実感しています。

でもまた新しい楽しみを得るのが私たちのつとめだと思います。それができるのだから。

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