すごい人がクラシック音楽界にいたものです。根本昌明さんとは


【送料無料】ベートーヴェン / 交響曲第3番『英雄』、交響曲第9番第1楽章 根本昌明&新星日本...

昨日なにげなくテレビ「紳介社長のプロデュース大作戦」(TBS系 夜7時)を見ていたら、根本昌明さんという人のことが入りましたが、随分と驚くような内容でした。
というのも彼は元来クラシック音楽好きではあったものの、とくに音楽専門教育を受けず、職業は教師でした。

その教職生活中に、吹奏楽部の顧問になったことから音楽への絶ちがたい情熱がふたたび湧き出し、赴任した有馬中学校のOBや現役中学生とでアマチュア楽団「レーベンバッハ吹奏楽団」を作り指揮活動を始めたそうです。とまあここまではある話です。ここからだんだんそうでなくなります。

1996年には自費でプロのオーケストラである「新星日本交響楽団」を指揮したコンサートを開催したといいます。
さらに、海老名市文化会館を拠点するアマチュア・オーケストラ「レーベンバッハ管弦楽団」を創設、その指揮者となりました。

驚くことに氏は、クラシックの指揮者になるために教職を2003年に辞し、先妻とも別れてしまったといいます。

そして、番組によると氏は、この7月にオペラシティーを借り切って、東京フィルハーモニー交響楽団を自費で雇い、二期会合唱団とソリスト4人を揃え、ベートーベンの『第九』を振るというのです。ピアノ協奏曲「皇帝」も演奏。ソリストはなんとイェルク・デムス。

ものすごい音楽への情熱というほかありません。今回の公演だけで1000万円以上の借金だそうです。

彼はつまり、いまのところアマチュア音楽家で、別に誰かがプロとして頼んでいるのではないようですが、プロ音楽家になる、という強固な意志でもって、これらのことにまい進しているのです。

彼の指揮姿を番組でちょっと見ましたが、たしかに普通のプロにはない雰囲気でした。

彼の演奏をあの宇野功芳が誉めたというのも頷ける気がしました。

チケットはまだ一割しか捌けていないということでしたが、昨日のテレビで多分満員になるでしょう。彼の今後には注目したいと思います。

根本昌明公式ホームページ

ところで、「素人」アマチュア音楽家が楽団を雇って演奏会を開くというのは、ない話ではありません。N響などでもあります。

しかし、たとえばあのウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を、となるとどうでしょう。

これがあるんですね。

実業で大成功を収めたアメリカ人、ギルバート・キャプランは、かねてより、マーラーの交響曲第2番が大好きで、この曲の演奏をオケを雇って行うとともにレコーディングしました。すると評判を呼び、さまざまな楽団に客演、ついにはウィーン・フィルとのレコーディングに至ります。

彼の場合、ウィーンに至ったときには評価を得ており、もうプロといえます。

とはいえ、彼は音楽専門教育を受けておらず、しかもレパートリーはマーラーの2番のみで、その実態はアマチュアです。

彼のCDを聴いたことがありますが、たしかに、おどろくほど細部の表情が細かく、それは聴いたことがないほどでした。たくさんの曲を演奏せねばならない「プロ」は、あるいはその代償として一曲ごとへの入れ込みが足りないのではないか、演奏における客観、主観とは何かなど、いろいろと考えさせられました。

演奏曲目やスケジュールを極めて限って活動したクライバーやミケランジェリはあるいはこうしたことに気づいていたのかもしれません。

なにをもって音楽の「プロ」とするのか自体、難しい気がします。根本氏やキャプランの実例は、こうした問題を投げかけているとも言えます。音楽教育を受けていようがいまいが、レパートリーが一曲だろうが、民衆がその人の「音楽」を求め、また本人もそれに応えるとき、その人はもはや音楽の「プロ」なのではないでしょうか。

マーラー:交響曲第2番
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キャプラン(ギルバート) ムーア(ラトニア) マイケル(ナージャ) ウィーン楽友協会合唱団
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5 「復活」の標準木
1 相容れぬ関係
4 愛一筋。
3 とうとうCDまで出しちゃいましたね。











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