Pioneer SC-LX701


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オーディオ機器紹介。オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、パイオニアブランドの上級AVアンプ「SC-LX901」「SC-LX801」「SC-LX701」3機種を9月上旬に発売すると発表しました。

・11.2ch AVアンプ SC-LX901 ¥410,000(税抜)
・9.2ch AVアンプ SC-LX801 ¥350,000(税抜)
・9.2ch AVアンプ SC-LX701 ¥233,000(税抜)

ここではシリーズ末弟のSC-LX701を詳しくご紹介します。これら3機種は非常に共通点が多く、最も安価なSC-LX701は機能面から見たコストパフォーマンスが高いことが魅力です。ハイCPを重視するユーザーにはおすすめのAVアンプです。

まず、3機種共通の内容をご紹介。

毎年のようにモデルチェンジが行われるAVアンプ。というのも、ほぼ毎年のようにサラウンドフォーマットが出てくるため、それに新対応する必要があるためです。今回はオブジェクトオーディオのDolby AtmosやDTS:Xに対応するという必要性がありました。昨年モデルではDolby Atmosに対応、DTS:Xはアップデートで対応という方式でした。ですから、アップデートさえすれば昨年モデルもサラウンドフォーマット面では同等になってしまいます。そこで、新たな製品上の付加価値をつけるべく?今年はイネーブルドスピーカーへの対応を強化させました。

また、ネットワークオーディオプレーヤーとしても働くのが当たり前の最近のAVアンプ。単体機同等くらいの高性能も当たり前です。ただ、DSD再生ではネイティブではなく、PCM変換再生が多いのが残念な点でした。パイオニアの新シリーズではネットワーク再生機能で、DSD 11.2MHzまでのネイティブ再生に対応。単体高級機なみの高性能になりました。

アナログ音声が7系統(Phono MM含む)、光デジタル音声×3、同軸デジタル音声×2、コンポーネント×2、コンポジット×2。出力端子は、コンポーネント×2、ゾーン音声出力×2を用意。全モデル11.2chのプリアウトも備えているなど入出力系も同一。HDMIは4K/60p 4:4:4、24bitの伝送、HDR、色域BT.2020に対応。端子数はいずれも8入力、2出力で、そのうちHDCP 2.2対応は5入力、2出力。これも3機種共通。

Pioneer_SC-LX701_R.jpg

外形寸法はいずれも435×441×185mm(幅×奥行き×高さ)。消費電力と重量は、LX901が340Wで18.2kg、LX801が320Wで18kg、LX701が310Wで15.4kgと筐体が共通であることがわかります。

パワーアンプ部はこれまで同様独自のD級アンプ「Direct Energy HD Amp」を搭載していますが、その仕様を刷新。基板のパターニング、レイアウトから徹底的に見直すなど、音質面での改善を施しました。

いずれのモデルも、DACはESSの「ES9016S」を2基搭載。オーディオ用カスタムコンデンサーも随所に採用。デジタル回路部の信号処理精度を高め、SN比を向上させる「低ESRカスタムコンデンサー」も搭載しています。ルビコン社と共同開発した「PML MUコンデンサー」、JRC社と共同開発したオペアンプ「NJM4585」も同様に搭載。

ES9016S.jpg

ALACの176kHz/192kHzなどのPCM系ハイレゾ音源や、DSD 11.2MHzまでをUSB/ネットワーク経由で聴取可能。Wi-Fiも内蔵。Bluetooth機能も備え、ワイヤレス再生も可能。そのほかGoogle Castやradiko、tune inといったストリーミングサービスも楽しめます。スマートフォンやタブレットでAVアンプを操作できるコントロールアプリ「iControlAV5」も用意。

お得意の音声アップコンバートシステム「AUDIO SCALER」も搭載。

ネットワーク経由の音楽ソースを全て低ジッター伝送する新技術「PQFA(Precision Quartz for File Audio)」を搭載したことが大きなトピック。パイオニアはご存知のようにこれまで、HDMI接続において、ジッターレス伝送を可能にする「PQLS」を採用してきました。その考え方をベースに、ネットワークオーディオやメモリ再生にも同様に機能する低ジッター伝送技術を開発しました。

パイオニアによると、ネットワークオーディオやメモリ再生でも音質低下に大敵のジッターは存在すると言います。そこで、PQFAは、ネットワークモジュール、DSP、DACの3つ全てを高精度のクロックで制御し、低ジッター伝送を可能にしたとしています。インターネットラジオまでも含むストリーミング音源の再生でも音質を改善できるとしています。制御するクロックも、44.1kHz系統と、48kHz系統で個別に用意した周到ぶり。

パイオニアのAVアンプが得意とする音場調整機能は、フルバンドフェイズコントロールを含む同社最上位の「MCACC Pro」を搭載。MCACC Proはイネーブルドスピーカーを使ったドルビーアトモス/DTS:Xの再生にも最適化が可能で、イネーブルドスピーカー専用の調整機能「ReflexOptimizer」も新搭載しました。

今回の新製品で注目なのは、やはりPQFAでしょう。ネットワークオーディオとUSBメモリ再生においてジッター対策というのは業界的にも初めてのもの。今後はパイオニアの単体ピュアオーディオコンポにも搭載されることが期待されます。

普通だったら、上位と下位で差別化されそうな部分も今回は結構共通化されているという印象です。おそらく、少しでも価格を安くするために、設計面、製造面での合理化がより迫られているのでしょう。オンキヨーと一緒になってまで生き残りをかけるパイオニアは常に大変な状況であることも大いに関係あるでしょう。

では、どこが上位と差別化されているかという点です。最大出力は、LX901が340W×11ch(4Ω)、LX801が340W×9ch(4Ω)、LX701が320W×9ch(4Ω)。チャンネルあたりで見るとほとんど変わりません。というか、こんな大出力は普通は使わないでしょう。

最上位のLX901はパイオニア初の11chAVアンプとなっているのが大きな特徴であり、LX701との違いです。ですが、LX701にも11.2chのプリアウトがあるので、外部パワーアンプ追加で11.2ch再生はできます。

LX901とLX801は、イギリスの名門スタジオ「AIR Studios」による音質チューニングを受けているのも、パイオニアのこれまでの上位機同様です。LX901のみ、微小信号の高精度処理に貢献する「シールドDC/DCコイル」も搭載。中高域だけでなく、低域のより繊細な表現が可能になったとしています。アナログ電源部には、映像や音声信号に影響を与える漏洩磁束の低減を図る専用チューニングを実施しているのも違い。このあたりはスピーカーからの音質に少なからず影響はすると思いますが、それが価格差程度のものかが問題でしょう。

今回のモデルチェンジでこれまでよりも後退した点は、ハイレゾオーディオファイルのマルチCH再生にも対応しない点。グループのオンキヨーでは装備していることから、住み分けしたものとも考えられます。アナログマルチCH入力もありません。アナログ出力を持つSACDマルチプレーヤーとの使用はもう考えてくれないということのようです。SACDマルチをやりたいならHDMI接続可能なプレーヤーとデジタル接続してください、ということです。

SC-LX701は価格と機能、内容のバランスでは今年のパイオニアのAVアンプのなかでは一番お買い得に見えます。もちろん、ユーザーの使い方にも左右されるとは思いますが。

サラウンドを全く使わないとしても、ネットワークプレーヤー内蔵デジタルアンプとしてどれくらいの音質が期待できるのかも興味があります。さすがにパワーアンプを遊ばせるのはあまりにもったいないので、バイアンプ駆動できるステレオスピーカーを使う方に向いているでしょうけど。プリアウトを使ってサラウンドシステム以外にアクティブスピーカーでPCオーディオシステムを組むのに使うのもよさそうです。

※上位機のSC-LX901 見た目では区別がつきません





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