FiiO X3 Mark III


新製品オーディオ機器紹介。低価格ながら内容充実、もちろん高音質のDAPで愛好家に人気の(一般の知名度はソニーはおろかオンキヨー、パイオニアにも大きく及ばないのでしょうが)、中国・FiiO(フィーオ)からブランド中級クラスの新製品が登場。

FiiO X3 2nd generationの後継機となるX3 Mark IIIが本国価格: $199.99 / 1298元でこの7月からグローバル発売。日本でも国内正規代理店のオヤイデの取り扱いを待たずして、2017年9月現在、アマゾンにて約23,000円で購入できます。

X3 Mark III最大の特徴は2.5mm径によるバランスイヤホン接続に対応したことです。これまでのフィーオのDAPでも上位機から順にバランス接続に対応させてきましたが、ついにこのクラスにまで下りてきました。

国内、中国メーカー関係なく、この価格クラスでのバランスイヤホン接続対応DAPは少なく、この点だけでも大いに注目です。もっとも、国内メーカーのパイオニア・XDP-30Rが発売後の値下がりが激しく、一時、23000円程度にまでなっていましたから、実はこの価格ではもうバランス接続は楽しめるようになっているのでした。



X3 Mark IIIのサイズは59×114×12.8mm、重量126g、内蔵メモリは無く、microSDカードは1スロットのみで最大256GBに対応、DACにはバーブラウウンPCM5242を2基使用。3.7V/2350mAh のバッテリーを内蔵し10時間再生可能。

対応ファイルはFLAC/APE/ALAC/WAV/WMA/AAC/AIFF/MP3など。DSDも5.6MHzまでサポートします。ヘッドホン出力:は3.5mmアンバランスが 160mW @32Ω 、2.5mmバランスで 200mW @32Ω。Bluetooth送受信に対応しますがSBCコーデックのみです。USB-DAC機能にも対応。USBオーディオ出力には非対応です。

この価格では十分な内容。価格だけ見ればソニーのNW-A40シリーズと被りますが、あちらはバランス非対応。また、デジタルアンプなのでDACチップを搭載していません。

旧機種のX3 2ndとはずいぶん外見が違っていますが、それは実は本機がより下位のX1 2ndをベースにバランスイヤホン端子に対応させたような機種だからです。スクロールホイールをタッチホイールに変更しているのもX1 2nd同様。とはいってもX1 2ndそのままではなく、なかみには結構手が入っているようなので、アンバランスやライン出力がX1 2nd同等ということでもなさそうです。

ついに2万円程度でバランスイヤホン接続対応DAPが手に入るようになりました。DAP界は新たな付加価値を探さないと商売にならないかもしれません。

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テーマ : オーディオ
ジャンル : 趣味・実用

KZ ZS6



新製品オーディオ機器紹介。最近進境著しい、中国系メーカーによる安価なイヤホン新機種をご紹介。

KZは出す機種、出す機種ハイコスパな高音質で、イヤホン愛好家に人気で、国内発売前に中国から取り寄せてまで買う人が多数いるまさに今乗っている人気メーカー(中国から買うと安いというのも多分にあるようですが)。

このメーカーのイヤホンとしてはすでに、3千円台ながら2BA+2DDのハイブリッド構成という豪華仕様のイヤホン・ZS5をご紹介しています。今回のZS6はZS5の上級機。ドライバー構成は同じで、筐体の素材を樹脂から金属に向上させたものです。他にもハイレゾ対応の広帯域になるなどハイスペック化しています。ケーブルは着脱可能でピンは2pin互換ですが、位相が逆らしいので、KZ純正のケーブル以外使わないのが無難です。

ZS5の話では触れていませんでしたが、この2機種、高級イヤホンの人気メーカー・アメリカのキャンプファイヤー・オーディオの一連の個性的なデザインを真似しているとの指摘があります。それでもキャンプファイヤー・オーディオ独特のカラーリングは真似してはいなかったのですが、今回のZS6ではカラーも真似してしまっています。わかる人にはわかると思います。

国内販売もアマゾンで開始されています。イヤホンマイク無しで約6300円です。イヤホンマイクありは約6500円。内容にしてはかなり安いことが関係あるのか、やや製品の完成度に問題があることもあるようで、不良品がある場合もあるようですが、アマゾンで買えばメーカー保証が普通に1年あるので安心です。

ドライバー構成:2ダイナミック&2バランスド・アーマチュア
インピーダンス:15Ω
音圧感度:105dB
応答周波数:7Hz-40000Hz
プラグ :2pin (0.75mm)
中華イヤホン+KZ

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ジャンル : 趣味・実用

LUXMAN L-509X



新製品オーディオ機器紹介。ラックスマンは、同社プリメインアンプのフラッグシップモデル「L-509X」を9月下旬より発売すると発表しました。価格は78万円。

本サイトでも過去に取り上げていたL-509u(2006年・65万円・税別)の後継機です。もっとさかのぼると2002年発売のL-509fSEもある、ラックスマンのAB級プリメインアンプ最上位シリーズ・L-509シリーズの最新機です。

驚きました。もう10年以上出ていないので、オーディオ愛好家の間でももうL-509シリーズは出ないのではないかと言われてもいましたから。それに、最近の高級オーディオ製品全般のモデルチェンジごとの値上がりを見ると、もし、出ても高額化は避けられないともみられていました。

結果、意外ですが出ました。予想通りボリュームが従来の可変抵抗式から電子制御アッテネーター「LECUA」に変わりました。そのほか、L-509uとの違いも交えながらご紹介します。

定格出力は120W×2ch(8Ω)、240W×2ch(4Ω)と変わりありません。しかしながら、出力段はバイポーラ型パワートランジスターを片チャンネル当たり4パラレル・プッシュプル構成とL-509uの5パラから変更になっています。出力値やリニアさが変わらないならあまり関係ないでしょう。

独自の増幅帰還回路「ODNF」はバージョン2.2から最新の4.0に変わりました。プリアンプの出力段にはコントロールアンプ「C-900u」と同等のディスクリートバッファ回路を新搭載。

ボリュームには、88ステップの調整が可能な電子制御アッテネーター「LECUA1000」を新搭載。L-509uでは真鍮製のアルティメート・ボリュームという可変抵抗型を採用していました。それもアナログボリュームとしては優秀でしたが、さすがにこれはLECUAの品質に軍配が上がるでしょう。

電源部は、EI型600VAの高レギュレーション電源トランスと、LR独立総合80,000μFのブロックコンデンサーを組み合わせたハイイナーシャ電源。この基本構成は同様。L-509uでは580VAでしたから強化はされています。

入力信号をスピーカー出力まで最適最短のルートで構成する、ビーライン・コンストラクションというのも新しい点。内部配線の最短化はよく謳われていますが、どうもこれは数学で言う「巡回セールスマン問題」の解法を応用した経路最短化ということのようです。

MM/MC対応のフォノイコライザーアンプ回路を内蔵。バス/トレブル式トーンコントロールと、LECUAの音声シフトを使用したLRバランス調節機能を備えます。。音量連動式のラウドネス機能も装備。プリ、パワーも分離使用可能。リモコンが付属になりました。これは大きな違いです。

入力端子はアナログライン(RCA)×4、Phono(MM/MC)×1、XLRバランス×2、録音入出力×1、セパレート入出力×1。スピーカー端子はA/Bの2系統。ヘッドホン出力×1も装備。

外形寸法は440×463×193mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は29.3kg。L-509uは467W×179H×428Dmm 、質量 27.5kgでした。

内容は確実に向上していそうですが、この価格のプリメインアンプとはどうなのでしょう。セパレートアンプが組めてしまいそうです。スペース的な面でプリメインにこだわる人とか向けでしょうか。本機の登場でこれまでプリメインアンプのフラッグシップだったA級のL-590AXⅡがどうなるのかも面白いところです。

プリメインアンプ+LUXMAN

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COWON PLENUE R

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新製品オーディオ機器紹介。韓国のCOWON(コウォン)は、ポータブルハイレゾDAP「PLENUE R」を9月8日に発売します。価格は64,800円(税込)。

同社のハイレゾDAP「PLENUE」シリーズで初めて、Bluetoothを搭載したのが特徴です。コーデックはAAC、aptXに対応します。ヘッドホン出力として、ステレオミニに加え、2.5mm 4極のバランス出力も備えているのも特徴。

外形寸法は112.9×61.5×13.9mm(縦×横×厚さ)、重量は154g。CNCによる削り出しおよび陽極酸化処理を施したメタルボディを採用した高品位な仕上がりも魅力です。3.7型の有機ELディスプレイを搭載し。内蔵メモリは128GB。256GBまで対応するmicroSDカードスロットも装備。CPUはARM Cortex A9 1.2GHz Dual -oreを搭載。

DACチップにTI社バーブラウン「PCM5242」を1基採用。TCXO(温度補償水晶発振器)を搭載しジッターを低減しています。384kHz/32bitまでのPCM、5.6MHzまでのDSD再生に対応。DSDファイルはPCMへの変換再生で対応します。USB-DAC機能も備えますが192kHz/16bit、96kHz/24bitまでの対応とやや中途半端。

DACのデジタルフィルターは、Normal、Low Latency、High Attenuation、Asymmetric FIRから選ぶことができます。

ヘッドホンアンプはTIのSoundPlus。出力インピーダンスはアンバランスが0.8Ω、バランスが1.6Ωと十分低め。ボリュームは140段階で調整可能。

独自の「JetEffect 7」機能を搭載。10バンドイコライザーや、BBE+、Reverb、Chorusなどを調節できるもので、50種類のプリセットも用意。大変いろいろと音質を弄ることができます。

内蔵バッテリーは最大約17時間の連続再生が可能。96kHz/24bitのFLACでも最大16時間まで再生できます。

この音質調整の多彩さと、バッテリーの持ちの良さがコウォンの特徴です。価格なりの素の音質だけで見ると他にも選択肢はありそうですが、コウォンならではの良さを分かる人には十分魅力的な印象です。内蔵メモリが多めなのも好ましく思う人もいるでしょう。この価格帯でも型番の通った? DACチップを奢ることが多いDAP業界ですが、あまり馴染みのない型番なのはよほどの確信と自信があると思えてしまいます。

コウォンは音質的理由からBluetoothを搭載してこなかったようですが、世の流れには逆らえないのか、ついに搭載。このクラスですからaptXは必須でしょうが、aptX HDにも対応するくらいハイスペックを狙ってもよかったかも。

すでにポータブルオーディオイベントなどでも試聴展示されていて、結構音質的には好評な傾向でした。それでも何か一つ突き抜けたものがなければ愛好家レベルのDAPとしては生き残っていけるでしょうか?

DAP+COWON

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LUXMAN L-505uX 中古も


ラックスマンのプリメインアンプ L-505uX 定価249,900円(税別)。発売2011年 中古対応機器情報・解説 名機紹介

L-505u(2007年・22.5万円)の後継機で、ラックスマンのプリメインアンプローエンド機です。505uのフロントデザインを継承しながら、横幅を467mmから440mmに変更しました。それ以外にも大きな変更がいくつもあります。

AB級動作100W+100W(8Ω)出力のパラレルプッシュプル電力増幅部を装備。

大きなポイントは、メカ式ボリュームから電子制御アッテネーター「LECUA」をこのクラスに初めて採用したことです。アキュフェーズのAAVAと同様の原理により、左右偏差、ボリューム位置による音質変化、経年劣化の極めて少ない音量の上げ下げができます。アキュフェーズ同様、小型化が課題であり、当時の最高級プリメインアンプ「L-590AX」用に抵抗列構成をコンパクト化することに成功しましたが、本機ではディスクリート構成ではなく抵抗アレーを使う方法といくらか簡略化されています。

独自の高音質、負帰還方式「ODNF」に高S/Nバージョン2.3を搭載。505uでは2.2でした。

プリ部にはフラグシップ・プリアンプ「C-1000f」に採用された高音質入力セレクターICを実装。電源部には日本インター製のショットキーバリア・ダイオードを採用。電源部と信号系主要部には各芯スパイラルラップ・シールド構造のOFCワイヤーを使用、というのは505uと同じです。出力経路のリレーを並列動作として直流抵抗を低減させ、ダンピングファクターは180に向上させました。

MM/MC対応のフォノイコライザーアンプ回路を内蔵。ヘッドホン出力端子も装備。プリ/パワーのセパレート入出力も各1系統。トーンコントロールも装備。入力端子はアナログライン(RCA)×4、Phono(MM/MC)×1、XLRバランス×1、録音入出力×1、セパレート入出力×1。スピーカー端子はA/Bの2系統でYラグやバナナプラグに対応。リモコン付属。消費電力は270W。外形寸法は440×454×178mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は22kg。

2017年8月に後継機のL-505uXIIが26万8,000円で発売となり、本機は生産完了、販売終了となります。

LECUA搭載は同様ですが、最新上位機L-507uXII同様、88ステップの音量調整が可能になっています。プリアンプ回路の出力段に、セパレートアンプのトッモデル「C-900u」と同等のディスクリートバッファー回路も追加。ODNFはバージョン2.3から4.0に進化。誤差検出部を2パラレルとし、歪性能を大幅に改善。また、2段目アンプを2パラレルからダーリントン接続とし、躍動感を向上。

パワーアンプ部はパラレル・プッシュプル構成は同様ながらも、電源基板の接続方式を見直し、低抵抗値の大型スピーカーリレーをパラレル構成で搭載。スピーカー端子へダイレクト配線することで、ダンピングファクターを180から210へ向上させました。

本機はラックスマンのプリメインアンプとして最も安価にLECUAを搭載しているということが大きな魅力でしょう。後継機も発売され、今後は中古も含め、より安価になるだけになおさらです。もちろん、新機種のほうが音はいいかもしれませんが、価格差を考えるとこちらもありではないでしょうか。


L-505uXのヤフオク出品

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